
あきらめました。地方に伺った時のことです。タクシーを呼ぼうと思って、公共施設の公衆電話のところにやってきました。そこに親切に貼ってあったのが、タクシー会社の電話番号リストです。 さて電話しようと、携帯電話を取り出して困りました。そうです。携帯電話から電話するときは、どんな時も市外局番が必要なのです。市外局番を省略できるのは、同じ局番内の固定電話だけです。つまり、この公衆電話を使うしかないのです。 あー、納得いかない。そもそも電話番号リストとは、《調べる手間を減らす》ために《電話番号を伝える》モノです。それは、番号案内に掛ける《時間を減らす》効果や《費用負担をなくす》効用があります。 外部から来た、市外局番を知らない私にとって、必要な情報がないわけです。いまや携帯電話、スマートフォンが当たり前の時代。せめて、欄外にでも市外局番を書いておいてほしいのです。 結局、電話帳もなく、見渡す限りどこにもヒントがありませんでした。私の《時間を減らす》どころか、増えてしまいました。しかたなく窓口に戻り、市外局番を聞いたのです。 もう、直してくれただろうか……
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